新NISAは毎月5,000円でも意味ある?少額でも続ける価値を実体験から解説

「新NISAを始めたいけど、毎月5,000円しか出せない」

「SNSを見ると月5万円、10万円積み立てている人ばかりで、自分の5,000円が小さく感じる」

「そんな金額なら、やらない方がいいのかな」

こう思う人は結構いると思います。

実際、SNSを見ていると、

毎月5万円。

毎月10万円。

年間120万円。

中には年間360万円。

という人もいます。

それを見ると、

「月5,000円じゃ意味ないんじゃない?」

と思ってしまうのも無理はありません。

でも、私はそうは思いません。

先に結論を言うと、

新NISAは毎月5,000円でも、始める意味はあると思っています。

もちろん、5,000円を積み立てれば必ず大きな資産になる、という話ではありません。

投資なので元本割れもあります。

それでも、

月5,000円なら年間6万円。

20年なら元本120万円。

30年なら元本180万円。

何もしなければゼロだった積立が、少しずつ積み上がっていきます。

そして個人的には、

「最初から大きな金額を投資できるか」より、「自分の生活を壊さず長く続けられるか」

の方が大切だと思っています。

私自身、新NISAでS&P500を中心に積み立てていますが、お金に余裕がない時期には毎日100円まで積立額を減らしたことがあります。

それでも積立をゼロにはしませんでした。

この記事では、

  • 月5,000円でも意味がある理由
  • 20年・30年続けた場合のシミュレーション
  • 月5,000円と1万円の違い
  • 私が毎日100円まで減額した理由
  • 生活が苦しいときは減額してもいいのか
  • 5,000円から始めるなら何を優先するか

を、実体験も交えながら考えていきます。


  1. 新NISAは毎月5,000円でも意味ある?
  2. 月5,000円でも、続ければ元本は積み上がる
  3. 毎月5,000円を20年・30年運用したらどうなる?
    1. 毎月5,000円を積み立てた場合
    2. 月5,000円は「小さい」?時間で見るとこうなる
  4. 月5,000円と1万円ではどれくらい違う?
  5. 私は毎日100円まで積立額を減らしたことがある
  6. 積立額を減らすことは失敗ではない
    1. 積立は「固定額を守る競争」ではない
  7. 「続けることが大事」でも、生活防衛資金が先
  8. 新NISAは満額を使わなくてもいい
  9. 他人の月10万円より、自分の月5,000円
    1. 他人の月10万円より、自分の5,000円
  10. 月5,000円から始めて、あとで増額してもいい
  11. 少額投資のもう一つの意味は「値動きを経験できること」
  12. 月5,000円から始めるなら、私ならこの順番
    1. 1.毎月黒字になっているか確認する
    2. 2.近いうちに必要なお金を分ける
    3. 3.5,000円が余裕資金なら積立を考える
    4. 4.無理なら減らす
    5. 5.余裕が出たら増やす
  13. 私が投資を続ける理由は「お金持ちになるため」だけではない
  14. まとめ|月5,000円でも「始めて続ける」意味はある
  15. 今日やること
  16. FAQ|新NISAで毎月5,000円積立について
    1. 新NISAは毎月1,000円でも意味がありますか?
    2. 月5,000円と1万円なら、1万円の方がいい?
    3. 月5,000円から途中で1万円へ増やしてもいい?
    4. 家計が苦しくなったら積立を減らしてもいい?
    5. 新NISAを月5,000円だけ使うのはもったいない?
    6. 毎日積立と毎月積立はどっちがいい?
  17. 参考資料
  18. おすすめ関連記事

新NISAは毎月5,000円でも意味ある?

私の答えは、

意味はある。ただし「5,000円だから大丈夫」と金額だけで考えない方がいい

です。

月5,000円が余裕資金なら、十分スタートになります。

逆に、

月5,000円を出すだけでも生活費が足りなくなる。

貯金がほとんどない。

近いうちに大きな支出がある。

という状態なら、投資を急がない方がいい場合もあります。

大事なのは、

5,000円という金額そのものではなく、その5,000円が自分にとって余裕資金かどうか。

です。

金融庁も資産形成の基本として、まず収入と支出を把握し、収支を黒字にして、その黒字分を貯蓄する考え方を案内しています。投資についても、少額から積み立てられる一方で元本割れの可能性があると説明しています。

だから、

「5,000円しかないから投資しない」

でもなく、

「5,000円くらいなら生活費を削っても投資する」

でもない。

生活を守ったうえで出せる5,000円なら、十分意味がある。

私はこの考えです。


月5,000円でも、続ければ元本は積み上がる

まずは運用益を考えず、単純に積み立てた金額だけ見てみます。

積立期間毎月5,000円の元本
1年6万円
5年30万円
10年60万円
20年120万円
30年180万円

月5,000円だけを見ると小さく感じます。

でも、

30年間なら180万円。

これは自分で積み立てた元本だけの金額です。

もちろん、

「30年かけて180万円だけ?」

と思う人もいるでしょう。

でも私は、

180万円しか

ではなく、

何もしなければ積み上がらなかった180万円

と考えます。

しかも、30年間ずっと5,000円である必要もありません。

今は5,000円。

家計に余裕ができたら1万円。

収入が増えたら2万円。

逆に厳しい時期は3,000円。

というように、人生に合わせて変えてもいいと思っています。


毎月5,000円を20年・30年運用したらどうなる?

次に、運用した場合のイメージを見てみます。

一定の利回りが将来も続く保証はありませんが、違いを見るために、

元本のみ・年3%・年5%

の3パターンで試算します。

毎月5,000円を積み立てた場合

期間元本年3%の場合年5%の場合
10年60万円約70万円約78万円
20年120万円約164万円約206万円
30年180万円約291万円約416万円

※毎月末に5,000円を積み立てたと仮定した概算です。年3%・5%は一定の利回りが続いた場合のシミュレーションで、将来の成果を保証するものではありません。手数料等は考慮していません。

ここで、

「5%なら30年後416万円!」

という部分だけを見るのはおすすめしません。

実際の相場は、

上がる年。

下がる年。

大きく暴落する年。

さまざまです。

年5%で一直線に増えるわけではありません。

それより私は、

月5,000円でも30年間続ければ、元本だけで180万円を積み上げられる

という部分を見てほしいです。

運用益は相場次第。

でも、

毎月5,000円積み立てる。

30年間続ける。

という行動は、自分で決められます。


月5,000円は「小さい」?時間で見るとこうなる

新NISAで毎月5,000円を積み立てた場合の1年、5年、10年、20年、30年の元本と年率3%・5%の運用シミュレーションを示した図解

月5,000円

1年
6万円

10年
60万円

20年
120万円

30年
180万円

横に参考として

年3%
約291万円

年5%
約416万円


月5,000円と1万円ではどれくらい違う?

当然ですが、同じ期間なら積立額が多い方が将来の金額も大きくなります。

例えば20年間なら、

月5,000円
→ 元本120万円

月1万円
→ 元本240万円

です。

年5%で運用できたと仮定すると、

月5,000円
→ 約206万円

月1万円
→ 約411万円

となります。

つまり、

余裕があるなら積立額を増やす意味はあります。

ただし、

「1万円の方が増えるから、生活を削ってでも1万円にする」

とは私は考えません。

例えば、

月1万円を3年続けて苦しくなってやめる。

より、

月5,000円を20年間無理なく続ける。

方が、自分には合っているかもしれません。

積立額は、

大きければ大きいほど正解

ではなく、

家計を壊さず続けられる範囲で大きくする

くらいがちょうどいいと思っています。

→【新NISAはいくら積み立てればいい?】


私は毎日100円まで積立額を減らしたことがある

ここからは私自身の話です。

SNSでは、

「毎月10万円積み立てています」

「新NISAを満額使っています」

という人をよく見ます。

正直、

「自分ももっと入れた方がいいのかな」

と思うことはあります。

でも、私は家計に余裕がない時期、

毎日100円まで積立額を減らしたことがあります。

毎日100円なら、1か月30日として約3,000円。

かなり少額です。

「これだけで意味あるんかな」

と思ったこともありました。

それでも、積立をゼロにはしませんでした。

理由は、

投資を続ける仕組みそのものを残したかったから。

です。

私は一度止めると、

「来月から再開しよう」

「もう少し余裕ができてから」

「ボーナスが出たら」

と後回しにしてしまう可能性があると思いました。

だから、

金額は小さくてもいい。

積立設定だけは残しておく。

という選択をしました。

これは投資効率の話というより、

自分の性格に合わせて習慣を途切れさせないための方法

です。


積立額を減らすことは失敗ではない

投資を始めると、

「一度決めた積立額は守らないといけない」

と思ってしまうことがあります。

でも生活は毎月同じではありません。

例えば、

車検。

家電の故障。

引っ越し。

教育費。

親の介護。

収入減。

など、突然お金が必要になることもあります。

そんなときに、

「積立額は絶対に変えない」

と無理をすると、生活費まで投資に回すことになりかねません。

私はそれは避けます。

投資は生活を良くするためにやっているのに、

投資のせいで今の生活が苦しくなるのは本末転倒

だと思うからです。

家計が厳しいなら、

1万円→5,000円。

5,000円→3,000円。

それでも厳しければ一時停止。

という選択肢があっていいと思います。

ここは大事ですが、

「何があっても少額で続けるべき」という意味ではありません。

生活費や緊急資金が足りないなら、投資を止めて現金を優先する方がいい場合もあります。

私が毎日100円を続けたのは、

その金額なら生活に影響がなかったから

です。


新NISAの積立額を家計の状況に合わせて増額・減額・一時停止・再開する流れを示したフローチャート

積立は「固定額を守る競争」ではない

家計に余裕あり

5,000円
1万円
2万円

余裕が減る

減額する

厳しい

必要なら一時停止

家計が戻ったら再開・増額


「続けることが大事」でも、生活防衛資金が先

少額投資の記事で、

「100円でもいいから始めよう」

という話だけをすると、

誰でも今すぐ投資した方がいいように聞こえるかもしれません。

私はそうは考えていません。

例えば、

貯金ゼロ。

毎月赤字。

カードの支払いに困っている。

近いうちに必要なお金もない。

という状態なら、

まず投資ではなく家計と現金を優先します。

私自身、20歳頃にリボ払いで苦しんだ経験があります。

だから、

借金して投資する。

生活費を投資する。

緊急時のお金まで投資する。

ということはしません。

投資は、

余裕資金で長く続けるもの

だと考えています。

月5,000円が余裕資金なら5,000円。

余裕がなければ、まず家計を整える。

この順番です。


新NISAは満額を使わなくてもいい

2026年7月時点のNISAでは、つみたて投資枠は年間120万円で、成長投資枠と併用できます。非課税保有期間は無期限です。

ただ、

年間120万円使えるからといって、

120万円使わなければ損

という制度ではありません。

月5,000円なら年間6万円。

つみたて投資枠のほんの一部です。

それでも構いません。

NISAは、

枠を埋めるゲームではなく、自分の資産形成に使う制度

です。

SNSで、

「年間120万円使った」

「成長投資枠も全部埋めた」

という人がいても、その人と自分の家計は別です。


他人の月10万円より、自分の月5,000円

私はここがこの記事で一番伝えたいところです。

SNSでは、

月10万円。

20万円。

NISA満額。

という数字が目につきます。

でも、

年収。

家族構成。

住宅費。

教育費。

介護費。

貯金額。

全部違います。

それなのに積立額だけ比べても、あまり意味はありません。

月10万円が無理なく出せる人は10万円でいい。

月5,000円なら5,000円。

今月は3,000円なら3,000円。

私は、

他人の10万円より、自分が長く続けられる5,000円

の方が大事だと思っています。


他人の月10万円より、自分の5,000円

SNS上の高額な積立額と比較せず、自分の家計に合った月5,000円から新NISAを続ける考え方を示した図解

左:

SNS

月10万円
年間120万円
NISA満額

焦る

無理して増額

家計が苦しくなる

右:

自分

月5,000円

無理なく継続

余裕が出たら1万円

厳しい時は減額

長く資産形成

月5,000円から始めて、あとで増額してもいい

「最初から5,000円だと少なすぎるなら、始めない方がいい?」

私は逆だと思っています。

5,000円なら無理なく出せるなら、

まず5,000円で始めて、あとで増やす

でもいい。

例えば、

今:5,000円

固定費を見直した
1万円

収入が増えた
2万円

という流れです。

最初に高い目標を設定して、

「月3万円できないから投資しない」

となるより、

5,000円から始めて、

自分の家計や値動きに慣れる。

その方が初心者だった自分には合っていたと思います。


少額投資のもう一つの意味は「値動きを経験できること」

私は、月5,000円の価値は将来の資産額だけではないと思っています。

投資を始めると、

評価額が増える。

下がる。

暴落する。

含み損になる。

ニュースで株価が気になる。

ということを実際に経験します。

これは本を読んでいるだけでは分かりにくい感覚です。

例えば5,000円を積み立てて評価額が下がったとき、

「下がるってこういう気持ちなんだ」

と経験できます。

いきなり100万円投資して初めて暴落を経験するのと、

少額から値動きに慣れるのでは、

精神的な負担も違うと思います。

私自身もPayPayポイント運用など、小さな金額から投資を経験しました。

だから、

5,000円は資産を作るお金であると同時に、投資を学ぶためのお金

という見方もできます。


月5,000円から始めるなら、私ならこの順番

1.毎月黒字になっているか確認する

まず、

収入 − 支出

を確認します。

毎月赤字なら、投資より家計を先に見ます。

2.近いうちに必要なお金を分ける

家賃。

税金。

車検。

家電。

旅行。

教育費。

など、近いうちに必要になるお金は投資に回しません。

3.5,000円が余裕資金なら積立を考える

ここまで確認して、

「5,000円ならなくても生活に困らない」

なら積立を考えます。

4.無理なら減らす

5,000円が苦しくなったら減らす。

私はこれでいいと思っています。

5.余裕が出たら増やす

生活費や現金を守ったうえで余裕が増えたら、

5,000円→1万円

でもいい。

最初から完璧な金額を決める必要はありません。

→【内部リンク:新NISAはいくら積み立てればいい?】


私が投資を続ける理由は「お金持ちになるため」だけではない

私が資産形成をしている理由の一つは、

将来の選択肢を増やしたいから

です。

祖母の介護を経験して、

介護にはお金だけでなく時間も必要だと感じました。

これから、

親の介護。

自分の老後。

働き方。

いろいろな問題が出てくると思います。

もちろん、お金があれば全部解決するわけではありません。

でも、

介護サービスを使う。

仕事を少し減らす。

老後の生活費を補う。

趣味を続ける。

という選択肢は増えます。

そのために、

今の生活を全部犠牲にして投資する。

ではなく、

今も大切にしながら、未来にも少しずつお金を残す。

私はそのくらいの資産形成を続けたいと思っています。


まとめ|月5,000円でも「始めて続ける」意味はある

新NISAで毎月5,000円。

SNSを見ると、少なく感じるかもしれません。

でも、

月5,000円なら年間6万円。

20年なら元本120万円。

30年なら元本180万円。

そして将来、余裕ができれば増額できます。

だから、

5,000円しか投資できない

ではなく、

今の自分なら5,000円を続けられる

と考えてもいいと思います。

私自身、お金に余裕がない時期には毎日100円まで積立額を減らしました。

それでも、

生活を守る。

無理をしない。

余裕がある範囲で続ける。

という考えは変えていません。

他人が月10万円だから、自分も10万円。

ではありません。

他人の月10万円より、自分が長く続けられる月5,000円。

それが今の自分に合っているなら、十分スタートだと思います。


今日やること

毎月5,000円が「本当に余裕資金なのか」

を確認してみてください。

生活費や近いうちに必要なお金を除いても5,000円残るなら、

そこから少額で始める。

余裕がなければ、無理に始めない。

最初から満額を目指さなくても大丈夫です。


FAQ|新NISAで毎月5,000円積立について

新NISAは毎月1,000円でも意味がありますか?

少額でも、余裕資金で長く続けるのであれば意味はあると思います。

ただし、1,000円を投資するために生活費を削る必要はありません。

資産形成だけでなく、投資の値動きを経験するという意味でも少額から始める方法はあります。

月5,000円と1万円なら、1万円の方がいい?

同じ商品・期間・運用成果なら、積立額が多い方が将来の資産額は大きくなります。

ただし、1万円では家計が苦しくなるなら、5,000円を長く続ける方が自分に合っている可能性があります。

月5,000円から途中で1万円へ増やしてもいい?

問題ありません。

家計に余裕が出た段階で増額する考え方があります。

最初から大きな金額を設定する必要はありません。

家計が苦しくなったら積立を減らしてもいい?

私は減らします。

生活費や緊急資金を優先し、そのうえで余裕があるなら少額を継続します。

余裕がなければ、一時停止も選択肢です。

新NISAを月5,000円だけ使うのはもったいない?

NISAの年間投資枠を全部使う必要はありません。

自分の家計や目的に合わせて利用する制度なので、月5,000円から利用することもできます。現在のNISAは非課税保有期間が無期限で、つみたて投資枠と成長投資枠を併用できます。

毎日積立と毎月積立はどっちがいい?

どちらか一方が常に有利とは限りません。

私は値動きによる精神的な負担を分散したい気持ちもあり毎日積立を使っていますが、初心者なら自分が管理しやすく、続けやすい方法でいいと思います。

→【内部リンク:新NISAは毎日積立と毎月積立どっちがいい?】


参考資料

金融庁「NISAを知る」
金融庁「資産形成の基本」

※この記事は特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。株式・投資信託等には価格変動があり、元本割れの可能性があります。投資を行う場合は、生活資金、目的、運用期間、リスク許容度などを考えたうえで判断してください。


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